介護職とは、社会福祉士や介護福祉士などの資格を持つ人が従事する、高齢者や特定の罹患者のサポートを目的とした職業です。
介護職は高齢者施設や高齢者医療を行う医療機関などで働くことになりますが、一般介護以外に、患者や介護を受ける利用者とのコミニュケーションを取ることや認知症患者の行動の理解、人間の尊厳に関する知識、心の問題など様々なスキルを必要とします。
与えられた仕事を手際よくこなすのがもっとも良いのでしょうが、それだけでなく介護対象者が快適な生活を送るために、メンタル部分もサポートする必要があり、また、それらに対して十分な理解がないといけません。
医療行為は疾病の治癒を目的とされているため、限界や根治といった一線があるのに対し、介護はほぼ終末まで続くため、精神力の強さや体力的な強さが要求されます。
今後、急速に進む高齢化社会でもっとも重要な職域であり、やりがいのある職業と言えます。
看護師や理学療法士などに比べ、介護費用は限定的な財源で賄われるため、賃金水準が低いという問題があり、離職者が多いという深刻な問題を抱えるのも確かです。
しかしながら、介護職は継続することでその資格を維持できるため、離職後も再就職をする人が多く、労働環境と賃金に関する問題は今後の改正ポイントとして浮上しています。
質の高い介護職員は引き抜きが多いのも確かで、的確な作業を行い、スキルを向上させることで求められる立場となることも十分にあるので、やりがいのある職業でしょう。